まっ黒ラーメン 「五行」をいただく、の巻。
1億人のごちそうラーメン (2005年首都圏版)
前回に引き続き、ラーメンライター(!?) にせユーミンによるラーメン店紹介です!
まずは、この一冊から。
『1億人のごちそうラーメン (2005年首都圏版)』。
今年のあたま、私にせユーミンが某ラーメンテーマパークの広告を手がけたときに、購入したものです。
同書には、数多のラーメンの名店が掲載されていますが、今日は六本木篇です。
ここは、ヒルズ族も集まる(!?)某ラーメン店。
六本木ヒルズの斜向かいにある、その店の名は「西麻布 五行」。
私、にせユーミン。
仕事があまりにも暇なので、今日のランチはわざわざ、渋谷から六本木まで足を伸ばしたのでありました。
ところで、ここ「五行」はかの河原成実氏率いる「一風堂」がプロデュースした店。
最近、巷で増えつつある「ラーメン居酒屋」と差別化を図り、スローフードならぬ、“スローラーメン”なる考えを提唱。
――「ゆっくり楽しく美味しいラーメンを食べていただきたい」がコンセプトだとか。
ゆえに、店内はいわゆるラーメン店という雰囲気ではなく、ダイニングバーといった趣き。床は色モルタルで仕上げで、木質の壁、天井は黒色のクロス貼りという、場所柄クールな印象。
ところで、今回私にせユーミンがオーダーしたのは、黒っぽいスープが特徴の「焦がし味噌」(840円)。
20種類以上の味噌や香辛料をブレンドし、旨みや香りを引き立てるため、調理の段階で“焼き”という工程を取り入れているとか。それを溶いたスープは、思わず顔を近づけたくなるほど香ばしく、ラードのこってり感も絶妙です。
この「焦がし味噌」ですが、姉妹品「焦がし醤油」同様、自家製麺が使用されているとか。
まずは、見た目。イカスミパスタのような、真っ黒で強烈なインパクトは圧巻です! それに焦げの微妙な苦味、ブレンド味噌の甘味が渾然一体となったスープは、「まいう〜!」と一言に尽きます。味のベースは豚骨系らしく、'非魚系'といったところ。
麺は中太で、やや平打ち麺の食感も残る微妙な塩梅。原料の小麦粉にも良質のものを使っているようで、これもまたいい味出してます。
ちなみに、「五行」では大盛りは無料! 大食漢の、私にせユーミンにとっても、これはうれしい限りです。
あと、細かい話ですがお冷の中身は、何と「紅茶」。ジャワティーのようにさっぱりした味わいで、食後に飲むのがおススメです。