ケータイが、テレビになる(らしい)。
私、にせユーミン。
先週土曜は、「Webライター養成講座」の帰り、いつもの通りヒマだったので、リクルートが主催する「キャリアラウンジ」なるイベントに参加しました。
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http://www.news2u.net/NRR20059194.html
ここでは、博報堂やベネッセコーポレーションをはじめ、各業界の人事担当者、あるいは企業のトップなど、それぞれの分野で第一線をゆく方々による講演会が、数多く催されました。
にせユーミン的には、博報堂の講演会を聞きたかったのだけれど、朝11時〜とスタートが早かったため、不参加。
その代わりとして、開催がいちばん遅い18時〜の回に参加することに。
それは、モバイル・インターネットという分野では業界シェアNo.1、各テレビキー局や有名企業などと事業提携し、ケータイを使った“あたらしいあそび”を創造・提案しているところ。
その名も、「サイバード」という会社です。
ところで、にせユーミン。
昨年夏、某大手広告代理店の関連会社で携帯コンテンツのプロジェクトに参加した経験があります。
今でこそ、携帯で映像を見たり音楽を聞いたりするのは、当たり前……。けれど、ほんの一年前まではこれは画期的なことでした。
にせユーミン。いわゆる“第三世代携帯”というものに、いち早く携わっていました。
こういった経緯から、携帯が好き。なので、にせユーミンはモバイルコンテンツ大好きっ子なのです。
このブログの日記だって、携帯から更新できる時代。実際、この日記は携帯から書いています。
できれば、今の会社ではHTMLサイトよりもむしろ、携帯コンテンツ(※できれば、エンタメ系で!)の制作の方がしたいのだけれど、それはまだ叶えられていないこと。
それはさておき。
この講演では、サイバードの社長自らが、来年2006年から始まる「ワンセグ放送」(※地上波デジタル放送では携帯電話用にチャンネルが割り当てられており、それを活用してケータイで番組が視聴できる)のこと、モバイル・インターネットのニーズがいかに高まるかについて、熱弁を振るっていました。
同氏いわく、モバイル・インターネットの最大の価値とは、「リアルな世界にバナーを貼ること。」だとか。
なんだか分かったような、分かっていないような、微妙な表現ですが……。
要は、バナーをクリックしてお目当てのサイトにジャンプする、PCのあの感覚を携帯に置き換えたもの。たとえば、雑誌やポスターなど“手に取れる”媒体に印刷されたQRコードから、携帯用のサイトへアクセスできる、ということでしょうか。
これ自体は、もうすでに始まっていることで、一見そこには何の目新しさもないように思います。
現状として、今はまだ携帯サイトの利用者が少ないそう。
が、しかし。
来年ワンセグ放送が始まることで、このサービスに対応した機種のニーズがUP → 結果的にモバイルコンテンツの質も向上。ひいては、モバイル・インターネットの利用者もつられて上昇する、ということでしょうか。
ちなみに、これはもっと未来の話。
2010年からは、携帯はADSL並みの通信速度に。
なんと!1分間で映画一本分(のデータ)が受信できる、スーパー携帯が出現するそうです。
よく「ドッグイヤー」と呼ばれる、PCインターネットの世界。
それに対して、モバイル・インターネットは「ラッドイヤー」と言うそうです。これは、PCインターネットの進化のスピードと較べて、ほぼ3倍に匹敵するとか。
それだけ急速に、かつドラスティックに発展を遂げている、モバイル・インターネットを言い表した言葉です。
‘あたらしいもの大好き’っ子の、私にせユーミン。
こんな話を聞いて、何も感じないはずはありません。
モバイルは確実に、テレビに近づいてゆくのだと、深く感心。
そう感じたとともに、改めて思い知らされたのは、今の仕事のやりがいの無さ!
大学時代、某テレビ番組スタッフとともにコンテンツ(番組)づくりをしていたこともある、にせユーミン。
なので、昔から ‘テレビ’ はすごく好きなメディアでありました。
――このほど紙媒体からようやく卒業したことだし、Web(モバイル含む)で出来る、いま一番楽しいことをしよう!
思い立ったが、吉日。
私、にせユーミン。さっそく「ワンセグ放送」に着目!
つまんない今の仕事から一旦手を離れ、サイバードの社長さんの言っていたような、あたらしいことを始めようと思うのでありました。
今後の展開は、まだヒ・ミ・ツ……。
わかり次第、この日記で公開する(かも)!?
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