全国で6番めにうまいラーメン =「斑鳩」
麺王?みんなが選んだ人気のラーメン111杯
みなさん、昨年12月27日にオンエアされた「麺王 〜史上最大のラーメン王座決定戦〜」(TBS)は、ご覧になりましたか?
今日ご紹介する店は、この番組で全国ラーメンランキング第6位に選ばれた有名店です。
「日本一旨いラーメン屋はどこなんだ?」――こんなキャッチコピーが踊るのは、この番組の告知ポスターです。
ちょうど、このポスターを見かけたのはオンエアの一週間ほど前。会社の健康診断で、九段下のクリニックへ行った帰りのことでした。
九段下といえば、ラーメン通なら知る人ぞ知る名店、「斑鳩」があるところ。
ラーメン大好きっ子である、にせユーミン。ここに行かないはずがありません。
ランチタイムともなると、近くのオフィスワーカーたちで長蛇の列が……。私、にせユーミン。ラーメン屋に並ぶのは好きではないので、ここは時間差攻撃!
健康診断が終わったのは、ちょうど11時25分――この時間なら、普通の会社員はまず並んでいません。
しかし、店の前に行くとすでに何人かの人々がいるではありませんか!
しかも、もう限定系メニュー(→煮玉子勝男武士味噌らー麺<昼・夜各限定15食/870円>など)はSOLD OUT!!
前々から、私にせユーミンはここの限定ラーメンは食べたかったのですが、やむなく断念。他のメニューから選ぶハメに。
かくして、にせユーミンが頼んだのは、定番の「特製らー麺」。
ところで、「斑鳩」の特徴は素材にこだわっていること。
看板メニューは、ダブルスープ仕立ての「特製らー麺」。
<これは築地から仕入れた高級本枯鰹節、鯖節、利尻昆布を使った魚介系スープに、鶏ガラと豚骨の動物系スープをブレンドしたもの。濃厚なコクと上品な香りをあわせ持つ味とともに、ネギを入れないことも特徴のひとつ。>
「食材」という点では、“化学調味料で味をごまかさない”ことが、この店のポリシー。
実際、高級料亭で使われる本枯れ鰹をはじめ、天然素材を二十種類ほど使っているとか。
もちろん、いい素材さえ使えば誰にでも旨いものができるとは限りません。これだけの素材をラーメンに用い、誰もが唸る<新しい味>に昇華させているのは、やはり‘腕’が違う、ことの現れでしょうか。
ちなみに、私にせユーミン。
大のネギ好きなのですが、ここ「斑鳩」ではラーメンには付き物のネギを使われていないのです。
ラーメンに入っていて当たり前、なくて不自然の食材――ネギ。「風味を大切にするため」とは言えネギを排したのは、型破りな発想だと言えます。
ところで、麺はと言うと 「特製らー麺」にはモチっとした中太ちぢれ麺を使用。一方の「塩本鰹らー麺」には、カツオ節粉をねり込んだ風味豊かな細麺が使われています。
そして、内装は黒を基調とした和風の趣き。「大正ロマン」を感じさせる店内には、九谷焼が飾ってあったり、照明にもセンスが光っています。
「麺王」のオンエアによると、ここの店主はアパレル業界出身の方で、お店のクローゼットには何と! 服がディスプレイされているとか。
そんなエピソードからも、「斑鳩」の独創性を感じずにはいられません。
「魚介系ラーメンは嫌い」と豪語する、元同僚のYは「斑鳩」の味は性に合わないようですが、私にせユーミン的には、絶賛に値します。
みなさんは「斑鳩」の味、お好きですか?
魚介系ラーメンと言えば、「青葉」をはじめ全国にはごまんと似たような味があります。
しかし、にせユーミンにとってはあくまで、「魚介系=斑鳩」なのです。
[DATA]
九段 斑鳩
□住所:千代田区九段北1-9-12九段下ビル1F
□TEL:03-3239-2622
□営業時間: [月〜金]11:00〜15:00,17:00〜23:00
[土・祝日]11:00〜16:30,18:00〜22:00
□休日:日曜日
□座席:18席(テーブル12席、カウンター6席)
[Menu]
・特製らー麺 880円
・塩本鰹らー麺 770円
・煮玉子勝男武士味噌らー麺(昼・夜各限定15食) 870円
・杏仁プリン 300円
・全部入りらー麺 II 980円
東京都千代田区九段北1-9-12