おいしい「食」生活 ver.2

2014〜17年「ラーメンWalker」埼玉県百麺人を担当。アラフォー独男が自腹でラーメンをはじめ"おいしい○○"を紹介する"B級グルメ中心"の日記。

松任谷正隆さんに、会いました!

今年も苗場に帰ってまいりました!

ここは、新潟県湯沢町。苗場プリンスホテルです。



ユーミンの冬の定番、「SURF&SNOW」初日公演に出かけてきました。





ユーミンの苗場公演は今回で26回目だとか。

私、にせユーミン。27歳……ということは、私がまだ1歳児だった頃から、このイベントがあったのですね!

人に歴史あり、ならぬ、「苗場に歴史あり」といったところです。





さてさて、気になるステージですが、今年のコンセプトは、「時間」。

ステージには、時計の歯車などをモチーフにしたセットがあしらわれ、「時間」にまつわる曲ばかりが、披露されました。





ちなみに、一曲目は『午後4時の電話』(アルバム『NO SIDE』収録)。

そのほか、『Sign of the Times』、『ランチタイムが終わるころ』、『夢の中で』などが、次々と歌いあげられてゆきました。





ところで、今年は春にニューアルバム発売を控えていることもあり、新曲が多くラインアップされていたのも、印象深かったです。

たとえば、いま三菱自動車のCFのテーマソングとして流れている新曲、『時空のダンス』——タイトルからして、今年の苗場のコンセプト「時間」にピッタリの曲!!







そうそう。

この苗場ライブの会場、「BLIZZARDIUM」が開場する21時30分直前。

5号館のエレベータホール辺りに並んでいたところ、なんと!ユーミンの旦那さん、松任谷正隆さんをお見かけしました。



しかし、私にせユーミン以外は気づく人もおらず、逆に正隆さんは「何で俺のこと、気づかないかな……」と言わんばかりの、怪訝な表情をされていました。







うすい、苗場で正隆サンとあう





いやー。でも、うれしかったですね。

まさか、こんな至近距離で正隆さんと出会うことができるなんて!



肌はすべすべされていますし、何ともお洒落。

とても、五十路を迎えられた男性とは思えません。

さすがは、ユーミンの大旦那様です。



少し生意気な物言いですが、ユーミンが正隆さんに惚れたのも、分かるような気さえしました。







さてさて、ステージの話に戻しましょう。



「毎年いつの間にか苗場のシーズンになったと思うと、あっという間に行ってしまう。できれば時間を止めてしまいたい」——とは、この初日公演でユーミンがおっしゃられた言葉。





「時間」をテーマに、ステージセットも選曲も統一された、2006年の苗場。“時の流れ”を逆手にとって公演テーマに据えるなど、相変わらず、ユーミンのステージは(アルバム同様)一貫したコンセプトがあります。



「時間」にまつわる曲だけで、2時間30分ものステージを構成できるのも、長年のキャリアが成せる技。

とは言え、どんな往年ミュージシャンでも、このユーミンのような '技' を繰り出せるのは、国内のミュージシャンでは皆無でしょう。



多作かつ、過去のどんな曲にも普遍性があり、いつ聴いても古びないこと。

多作ゆえ、たとえば「時間」というテーマの曲だけでも、レパートリーが多いこと。



改めて ユーミンの表現者としての天才さ、正隆さんのプロデュース力に感服させられました。





私にせユーミンにとって、4回目となった「SURF & SNOW in Naeba」。

MCでユーミンもおっしゃっていましたが、「苗場は来るというよりも、“帰ってくる”場所」。

私にせユーミンにとっても、ここ苗場に来ることは、帰省みたいなもの……。



だからこそ、苗場から帰るときは、毎年後ろ髪を引かれる思いがします。



1月31日 午前10時36分、越後湯沢駅にて。

帰りの新幹線を待つ間、私にせユーミンは、iPodで今年の苗場で歌われた曲を聴いていました。



まだリリースされていないから、まだ私のiPodには入っていない、新曲『虹の下のどしゃ降りで』(2月15日発売)。





ほんの、空耳でしょうか。

『午後4時の電話』の軽快な歌い出しが、まるで『虹の下のどしゃぶりで』のイントロに似ているようで、なぜか心躍りだしていました。



普段なら、車窓に遠ざかる越後湯沢の風景がもどかしいのに、今年はなんだか違う……。





ライターから、プランナーへ——。

今年、私にせユーミンは仕事で大きな転機を迎えます。

あたらしい門出に、ユーミンの苗場ライブ。



松任谷正隆さんと出会ったり、『時空のダンス』などの新曲をたくさん聴くことが出来たこと。

すべての出来事が、私にせユーミンへの エールを送ってくれたように思え、なんだか心強くされました。



ユーミンファンでよかった!

本当に、心底そう思えた、2006年の苗場でした。