「千吉」は、さすが! “カレーうどん専門店”
それは、10月中旬のこと。
昨年、私にせユーミンが通っていた「コピーライター養成講座」(山本高史コース)の定例の同窓会での出来事です。
この日は、講師の山本高史(電通)さんの誕生日だったことと、このコースの二期生との合コンみたいなもので、いつもより大賑わい!! 普段は飲み会に来ないメンバーも今日ばかりは登場。互いの近況などについてあれこれ話し込み、話に花を咲かせている模様でした。たとえば、広告賞の受賞報告や転職した話、その他ブログに書けないような話まで……。
途中、山本さんへのバースデイケーキもお目見えし、みんなでお祝いモードに!
だが、しかし。楽しい時間ほど、過ぎるのは早い――パーティーもお開きになったところで、皆は二次会として、渋谷のカラオケ店へ。
私にせユーミンは、某有名広告制作会社Sの一流(!?)コピーライター・Kさん、それに編集者のSさんとお茶するという口実で、その足で帰ることに。
そして、寄ったお店がココです。
店の名前は、「カレーうどん専門店 千吉」。
“カレーうどん専門店”と銘打っているだけに、ここのうどんはカレーうどん用に研究された、出汁(だし)が効いた独特なスープが特徴。
一言で表すならば、「まったり」とした味わい。口当たりは、まろやかでクリーミー……スープは、三十種類以上の香辛料とダシから作られたとか。
麺はすべすべしていて柔らかな食感で、スープと絶妙に絡み合っています。
ところで、ここのカレーうどんにはご飯(小鉢)と香の物が、もれなく付いてきます。
食べるコツとしては先に麺を平らげ、うどんを少し残しつつスープの中に、ご飯を投入。雑炊風にして、レンゲでいただくのが「まいう〜」な方法。
たとえば、名古屋名物のひつまぶしは普通に食べる→お茶漬けにする……、と一度で三度楽しめますが、「千吉うどん」も、一度で二度おいしい食べ方ができます。
創業二十余年、“カレーうどん専門店”を自負するだけに、「千吉」のスープと麺は、しっかり裏ごしして作られたポタージュスープのように、クリーミでコクが深い。
ところで、この店の位置する場所は、以前「POT & POT」というチェーン店系カレーSHOPがあったところ。奇遇なのは、「千吉」を経営しているのは、「POT & POT」ということ。
かつて、にせユーミンが有名コピーライターの杉山明人さんと朝方、酔い覚ましに訪れたこともある、「POT & POT」。美味くもマズくもない、平均的な味……。悪く言えば、何の個性もなかった「POT & POT」がなくなり、「千吉」が出来たことは正直喜ばしいこと。
どうせなら、いっそ「POT & POT」を全部なくして、「千吉」にすればいい!
そう思うほど、私にせユーミン。「千吉」の味にハマっています。