おいしい「食」生活 ver.2

2014〜17年「ラーメンWalker」埼玉県百麺人を担当。アラフォー独男が自腹でラーメンをはじめ"おいしい○○"を紹介する"B級グルメ中心"の日記。

「つい自分にチョコを買ってしまった」経験、ありますか?

五七五「告白」

















「捏造の恋煩いに自我(われ)を抱く」 埼玉県 にせユーミン







松任谷由実選集五七五






 みなさん、お元気ですか?

 きょう、私にせユーミン。新宿の高島屋へ友だちの付き合いで行ってきました。

 ホワイトデーのプレゼントを調達に行くとのことで、私もその売り場へ付き添うことに。



 よくよく考えると、にせユーミン。

 今年のバレンタインは、なんとチョコ 0個!?

 マジで、誰からもいただくことができませんでした(悲)。



 そんなわけで、きょうは本当に複雑な心境でした。

 買わなくて済むから お金が浮くな〜と思う反面、あげる人が誰もいないむなしさ。何も買うことなく、売り場ではひたすら試食に興じる自分に、 一抹のもどかしさを覚えました。





 まあ、それはさておき。

 「バレンタイン」のお話を、つづけましょう。



 冒頭の句は、私がまだ大学生のころ。

 22歳のときに、つくった五七五です。



 当時、フジテレビ朝の情報番組「めざましテレビ」では、『松任谷由実選集五七五』なるコーナーがありました。

 私、にせユーミン。

 このコーナーの常連でして、番組プロデューサーのI氏のメガネに適ってから(!?)は、度々 このコーナーに出させてもらっていました。



 ちなみに、この句は「告白」というお題をもとに詠んだもの。

 ちょうど、バレンタインの季節の募集ということもあり、私もどこか バレンタインを意識していたのでしょう。



「俺のバレンタインの思い出ってなんだろう……」――そんなことを頭に巡らせながら、つくりました。





 作者自ら、この句を解説します。

 文語でこさえた句ですので、言葉遣いもムズカシイですね……。



 まずは、語句の説明から(株式会社三省堂 『新明解国語辞典』より)。

 

 ■「捏造」 → 本当は無い事を、事実であるかのように作り上げること。でっちあげ。

 ■「恋煩い」 → 〔病気の意〕恋い慕う気持が相手に伝わらず、病的な状態になること。

 ■「自我(われ)」 → 〔哲学で〕宇宙に存在する他のすべてから特立する存在として認めた自分。〔「われ思う、故にわれ在り」の意味での自分を指す〕、社会の一員として、なんらかの役割・責任を負わされた存在として意識された自分自身。

「―の形成/―に目ざめる/―を押し通す〔=我が強い〕/―意識#〔=社会的な存在としての自分が現実の社会にどう対処すべきか、を自覚すること〕」

 ■「抱く」→ 当面の事態に対する反応として、ある種の思い詰めた気持を持つ。

「不信感を―/危惧キグの念を―/△恐れ(興味・感慨・自信)を―」

[表記]「《懐く」とも書く。







 要は、恋もしていないのに恋煩いを胸に抱き、“恋に恋している”みたいな状況でしょうか。  

 まるで、乙女みたいですね。



 これが、にせユーミンの中にある ‘少女性’ と言えるものです。

 ユーミンでたとえるならば、「私小説」をテーマにつくられた 荒井由実の『MISSLIM』みたいなテイストですね。



 恋に恋してた、にせユーミン。

 当時、22歳。いま、27歳……。

 オスの負け犬寸前!?、三十路まであと少し、といったところです。





 ちなみに、この句がオンエアされた際(※オンエアの模様は、写真を参照↑)、「つい自分にチョコを買ってしまった」と“告白(自白)”する男の姿が現れました。



 

 当時、「めざましテレビ」でこの句を見た友人からは、「お前って、陰気やな……」とからかわれましたが、マジでこんなことをしたことはありません(笑)。

 悪しからず。





 ところで、みなさんは 「つい自分にチョコを買ってしまった」経験はありませんか?

 もしあったら(なくても)、何か書き込んでくださいね。