[]みついし(東京都港区)
飲みたい、飲みたい、飲みたい♪
そんなやさぐれ気分(?)にぴったりなお店を見つけちゃいました。
虎ノ門にある、とことん癒し系の飲み屋「みついし」さんです。
店内はウッディでほの暗さが いい感じ☆
しかも、おしゃれなジャズの音色がとめどなく流れています。
バー風のつくりでカウンターもあるので、
ステキ系出会いが あるかも系……。
なんて思いながら、ひとりカウンターに並べられた焼酎を数えちゃいました。
首が回りきらず、途中で断念……。
ここは芋焼酎を中心に薩摩焼酎の専門店でもあるとか。
約60種類以上もの厳選ブランドから、僕が選んだのは・・・
芋焼酎「薩摩くろ 七夕」。
黒麹で仕込み、約1年貯蔵したものとか。
もったいぶりながら飲んでみると、
一瞬辛さがきて、あとからほんのり甘い風味に。
これを“コク”と呼ぶのでしょうか?
うん、うまい☆
料理も、もちろん薩摩料理。心くすぐる家庭的なメニューが並びます。
悩みに悩んだ末、選んだのは「鹿児島知覧鶏のタタキ(840円/税込)」。
450日間、大切に育てられた鶏のもも肉です。
450日といっても、通常よりもかなり長い飼育期間とか。
「だから何なの?」って言われそうですが……汗
日数をかけることによって、
コリコリッとした硬めの肉質が生まれるとか。
それにしても僕、こんな刺身状態の鶏肉を食べるのは初めて。
♪ただわけもなく♪ドキドキ……。
口に入れてみると、ビックリ!!
見た目はさっぱりしてるのに、噛めば噛むほど味がしみ出てくるんです!
しかも何ともいえない歯ごたえ。
芋焼酎に合うこと、合うこと。
鶏料理のおいしさに満足したパルパルは、
もう1品、鶏系で攻めていくことにしました。
「鶏飯(1200円/税込)」、オーダー!
これ、奄美地方ではメジャーなおもてなし料理だそうです。
現地では「鶏飯専門店」っていうのも普通にあるらしいですよ♪
パッと見、冷やし中華みたいですが、なかなか深い味わいです。
ご飯の上に煮シイタケ、綿玉子、薬味などがのっていて、
さらに知覧鶏から取られたダシスープを浸すのが、“通”なやり方。
このダシスープですが、けっこうクセになります。
丼ものように、気づいたらガツガツ食べてました。
スープの最後の一滴まで、惜しみながらも完食。
あ、そういえばジャズが流れてたっけ?
って感じで、まったりムードに戻りました。
焼酎&薩摩料理とジャズ――。一見ミスマッチのようですが、酔いが回ってくると、なかなか和んじゃう取り合わせ。
ちょいトリビアですが...
薩摩地方では焼酎のことを「ダレヤメ」と呼びます。
「ダレ」は「疲れ」、「ヤメ」は「休める」という意味で、
これがお店のコンセプトだそうです。
「居心地」を何よりも大事にしている店といえます。
ひとりも良し、誰かと語らうも良し。
ステキ系出会い系を待つのも良し。
ぜひ、使っちゃってください!
みついし (居酒屋 / 虎ノ門駅、内幸町駅、霞ケ関駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5