おいしい「食」生活 ver.2

2014〜17年「ラーメンWalker」埼玉県百麺人を担当。アラフォー独男が自腹でラーメンをはじめ"おいしい○○"を紹介する"B級グルメ中心"の日記。

糸井重里さん、“寿命論”を披露!

233c6357.jpg 私、にせユーミン。

 先週の土曜日(11/19)、宣伝会議教育講座50周年を記念した「糸井重里×永江朗トークセッション」に参加してきました。  

 聞き手は永江さん、同氏が糸井さんに対してあれこれ聞いてゆく形式。

 二部構成で、前半は両氏の掛けあい放談(!?)みたいなノリ。後半は、受講生と「ほぼ日刊イトイ新聞」の方に届いた質問に対して、糸井さんが答えてゆくというカタチでした。



 いちおう議題は、「インターネット的コミュニケーション」とは掲げられていたものの、話の半ばは広告のことであったり、両氏の他愛のない話に終始・・・。

 私うすいは、Webライターという職業柄、「ほぼ日」のもっとコアな話やWebライティングのノウハウなど、もっと突っ込んだ話が聞きたかったところですが、軽妙で洒脱なトークぶりにすっかり感服させられました。    

 今までは、著作なり作品なりを通して知っていたのは、糸井重里という偶像でしかなかったのですが、トークの‘間’に人間・糸井重里を垣間見ることができ、ある意味新鮮でした。  それもそのはず、三時間もの間あれほどまでに静まり返った会場の中、話の枝葉末節まで聞き入られては、嘘もつけないだろうに・・・。



 「ほぼ日」運営上のよもやま話、ブログの登場でWeb上のコミュニケーションはどう変わったかなど、議題の核心にふれる話の合間に、いろんな糸井さんの‘素’を感じることができました。  

 たとえば、自分が「いつ死ぬのか?」というダークな話。糸井さんはこれまで、「いのちを大事にしない姿勢が、かっこいい」という男らしい発言に対して懐疑的で、「長生き主義者」を貫いていたそうです。  しかし、ご自身の父は68歳、祖父も60代で他界されていることから、現在の年齢(57歳)を考え、「あと11年しか生きられない時の、準備もしておかないと・・・」なる発言もされました。



 それというのも、糸井さんがニュースで“人間の寿命は父親の遺伝に影響される”という研究を見たからだそうです。 だとすると、糸井さん自身も60歳代で死ぬという可能性もなきにしもあらず、と考えたからだとか。それまで長生き主義者だっただけに、急に考えを覆されたそうです。  



 私にせユーミンもそうなのだけれど、ただ漠然と、「オレは、平均の年齢まで生きる」と決め付けているフシがあったそうです。 けれども、この事実を突きつけられると、冷静に考えざるを得ませんね。父方の親の寿命とやらを。  

 私にせユーミン、現在27歳。糸井さんと比べて二周り半年下なだけに、考えもしなかった“命の期限”について・・・。  

 トークの中で、糸井さんがご自身の寿命について「68歳コースと、100歳コースと、両方の可能性を考えながら、がんばりまっす。」とおっしゃっていたことに触れ、「これは名案だ!」と思い、私にせユーミンも2パターンの人生設計をこさえることにしました。 

 

 にせユーミンの祖父は88歳の天命を全うしているし、実際父親はもう67歳だけれど、バリバリ元気で仕事しています。 なので、私にせユーミン的には「88歳コースと、100歳コース」の二通りの人生が考えられます。    



 『いつまでもあると思うな、親と金』という言葉がありますが、糸井さんに言わせると、『いつまでもあると思うな、親と金と自分』ーー実に言い得て妙、ではありませんか。  

 それを聞いた、にせユーミン。  

 さっそく、その晩はお酒を一滴も飲まず、池袋のエステに直行! いま流行りの、ゲルマニウム温浴でたんまりと汗を流し、デトックス(毒抜き)マッサージで、リンパの流れを活性化!  そのエステで、体脂肪率が20%後半なのを知って、すかさず「ヘルシア緑茶」を買ってきました。  



 人に影響されるのだけは人一倍な、にせユーミン。    

 メディアのあれこれ、広告のつくり方など、いろんなノウハウは聞けたけれども、まずはカラダあっての自分!  広告コピーや「ほぼ日」云々はさておき、結局このトークセッションでいちばん心に残ったのは、糸井さんの“寿命論”でした。